FIREなんて必要ない!生涯現役で人生をエンジョイする!
みなさん、こんにちは。神内です。
私は2020年3月からフリーランスになりました。形式上は・・・
2022年までは受託案件に頼っていてある程度の収入を確保することができましたが、2023年はかなり厳しい神内です。
2020年に独立するときは「フリーランスになってこれで自由だ!」と思ったのですが、今はサラリーマンに近いライフスタイルを送っています。
でも、フリーランスになった後に労働してみると意外と充実している面もあることに気が付きました。
今回は皆さんが一度は聞いたことがある「FIRE」。
一時期はインフルエンサーさんがよく使っていたワードです。
「FIRE」とは経済的自立と早期リタイアを意味します。
てっとり早く言うと、配当金などの収入だけで生活できるようになって会社をやめて優雅な生活を送るということです。
しかし、私はFIREには反対です。
なぜかというと、人間何もしなくなったら絶対に憂鬱になるということを経験上知っているからです。
私はブラック企業に勤務したことでうつ病になって、3ヶ月間休職していたことがあります。
休養していた3ヶ月間はとても退屈なものでした。
ニートとほぼ変わらない生活。
(土日休み前提で)平日に街を歩いているとなんとなく焦りが出てきたのを今でも覚えています。
今回はファイナンシャルプランナーをされているFP中野さんの著書「FIREを諦めると人生は10倍面白くなる」をご紹介させていただきます。
書籍タイトル:FIREを諦めると人生は10倍面白くなる
書籍情報
書籍の購入ページはこちらです。
本書をおすすめする人
- ガチで会社をやめたいと思っている人
- 早めにリタイアをしたいと思っている人
- ゆとりのある生活を送りたい人
書籍の概要
「FIREを諦めると人生は10倍面白くなる」では、冒頭に絶望的な事実を知らされます。
それは・・・
「FIREは収入がとても多い人」か「節約が大好きな人」のいずれかでないと達成がとても難しいという事実です。
そもそもFIREとは1億円分のインデックス投資をして、毎年4%(400万円)ずつ取り崩して生活していくというライフスタイルです。
独身者であれば400万円もあれば万々歳ですが、家庭を持っている方だとかなり生活が苦しいのではないでしょうか(都心の場合)。
そして、FIREの実態を知らないまま、FIREを目指してしまうとかえって人生が不幸になってしまうケースもあります。
ファイナンシャルプランナーの立場でFIREについて解説した本なので、一定の信ぴょう性はあると思います。
FIREを目指している方にとっては読む価値がある本です!
「FIREを諦めると人生は10倍面白くなる」を読んだ感想
「FIREを諦めると人生は10倍面白くなる」を読んだ感想を2つお伝えしますね!
※通常は感想を3つ書いているのですが、本書のレビューは書きたいことが多すぎたので2つにまとめています。
生涯現役派の私と同じ考え!
私は20代のころから「生涯現役」という考えを貫き通しています。
そのため、定年のあるサラリーマンに対しては少し懐疑的なイメージを持っていました。
今はサラリーマンとしての生活も尊重しています。
本書からは、「FIREをするよりも、適度に働きながら遊んで生活したほうが人生の幸福度がアップする」という考えが伝わってきます。
3ヶ月間ニート生活をして虚無感に襲われた私だからこそ、中野さんの考えがよく理解できます。
もしどうしてもFIREをしてみたいと思うなら、なんとかして3ヶ月、いえ1ヶ月でもいいので、まるまる休んでみて下さい(サラリーマンの方は難しいと思いますが・・・)。
私の経験上、2週間くらいで「何か仕事がしたい」と禁断症状が現れます。
そして1ヶ月くらい経つと何かしらの仕事を始めている自分がいます。
人間という生き物は何もしないで時間を潰すことはできないのです。
だからこそ、体が動く限りは仕事をして適度に遊ぶ。
これが一番最高の生き方です!
FIREにもいろいろな種類がある!
みなさんは、FIREにもいろいろな種類があることをご存知でしょうか?
本書では、5種類のFIREを紹介しています。
すべて紹介してしまうと本を読む楽しみがなくなってしまうので、ここでは2つだけ紹介させていただきます。
① Fat(ファット)FIRE
みなさんが想像している通りのFIREです。
冒頭でお話した通り、資産の4%を毎年取り崩して生活するというスタイルです。
インデックス投資で1億円を達成した後に、毎年400万円を取り崩しながら生活していくFIREです。
ただし、株式市場が暴落すると資産が目減りしてしまうというリスクもあるため絶対安全というわけではありません。
Barista(バリスタ) FIRE
なんかカッコイイ響きのFIREですが、実態は全然違います。
要は、アルバイトをしながらFIREをするというスタイルです。
バリスタはコーヒーショップのアルバイト店員をイメージしてもらえればわかりやすいと思います。
名前はカッコいいですが、生活費の半分をアルバイトで賄うというFIREなのかフリーターなのかよくわからないFIREだと感じました。
ただ、仕事を張り切り過ぎて疲れてしまった人にはおすすめのFIREかもしれません。
まとめ
FIREは「収入が飛び抜けている人」か「節約が好きすぎる人」しかできないという残酷な事実から始まった本。
でも、FIREをせずに、仕事を続けたほうが人生の幸福感は大きいのかもしれません。
「1億円貯まったら、私、FIREするんだ!」と思っている方は読んでおくべきかもしれません。
「FIREを諦めると人生は10倍面白くなる」はこちらから購入・ダウンロードできます!